感動して涙した本

お正月休みに、わたしが中学生の時に感動して涙した本を読み返した。
三浦綾子さんの「塩狩峠」

43年前、私が中学2年生の時友人から「感動するからぜひ読んでみろ!」と勧められ、当時読書の習慣が無かった私が、学校の授業中に食い入る様に読みふけり、感動して泣いた事を覚えている。
『本』というものの素晴らしさを教えてくれた一冊であった。

純粋で若かった時と、社会人となり経営者となった今とでは、読み終えた後の感じ方もかなり違う様に思う。

『人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きい愛はない』

歯科医師となり社会人となり経営者となった今、患者さん・スタッフ・家族・周りの人達に私はどれだけの愛情を注げているであろうか?
命を捨てるとまではいかないにしても、それなりの覚悟で臨んでいるであろうか?

この本は、今の自分の在り方を考えさせられるよい機会を与えてくれた、一冊であった。

「氷点」も人間とはどういうものかという事を考えさせられる感動作。
ぜひご一読を!